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最近の僕は病に倒れ、家で寝て咳ばかりしている。
病に倒れる前に借りたCDアルバムなどを聴いているのだが、その中にきゃりーぱみゅぱみゅのアルバムがある。

ぱみゅぱみゅレボリューション。
最初は「なんだこの単調な楽曲群は」と思ったものだが、聴き馴染むにつれ癖になり、今では毎日のように聴いている。

お気に入りは「でぃんかでぃんかでぃんか、でぃんかー」と言う曲と、「44度ー」と言う曲と、「まにあったーまにあったー」と言う曲である。
シングル曲は随分前から聴いていたので飽きてしまった。

単調に思われるのも、女子小中学生をターゲットにしているからかもしれない。
複雑にエディットされたオシャレでアーティスティックな曲を好みとする僕のような音楽おっさんに向けたものではないのだろう。

このアルバムを聴いている時だけ、僕はきゃりーさんになれる。
きゃりーさんのように原宿を走っている。


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おそらく風邪である僕の病。
なぜ風邪を引いたのかと考えると、たくさん出かけたからである。
人の多い街などに先々週から通いつめたのだ。

どこかでウイルスをもらってくるのも必然であった。
ウイルスの前には、手洗い、うがいをしていても無駄なのである。
やつらはダイレクトに入ってくるのだ。

ある日、秋葉原から帰った僕は寒気を感じた。
前々からちょっとした体の異変は感じていたので、これは本格的に来たね、と思い、布団に潜ったが、何時まで経っても眠れず、体は震え、夢なのか現実なのか分からない時間を長く過ごした。
昼間に秋葉原で見たノートパソコン達がぐるぐると頭の中を回っていた。

もうそろそろ夜明けか、と思った。
だが時刻を見ると夜中の三時だった。
体は少し楽になったような気がしたので、トイレに立ち、そのあとリビングで体温計を探した。
体温は三十八度五分で、なるほど熱があったのか、と思った。

座った椅子から立ち上がる気力もなく、テーブルの上にあったバナナをむにゃむにゃと食べた。
口の中で唾液と混ざり、ペースト状になっていくバナナを感じながら、どうしたら早く治るかなーと考えた。
どうしようもないのでまた眠ることにした。

次の日になると体温は下がった。
三十五度四分だった。

わーいと思っていろいろと出かけることにした。
万歩計を着けて隣町まで長時間歩き、図書館やマックなどをめぐった。
ヤマダ電機の前でおにぎりを食べ、何故かその場でビールも飲んだ。
その日は一万五千歩を記録した。

次の日もまた何キロも歩いた。
アウトレットモールなどを巡り、少し離れた古着屋などに思い切って徒歩で向かった。
万歩計は着け忘れたが、体感では二万歩は歩いた。

ちょっとハイになっていたのかもしれない。
僕を抑えるものは何もなかった。

翌朝も自転車でリュック探しの旅に出ようと思っていたが、それは途中で体調が悪化し、家に直帰、再び寝こむこととなった。
無念だった。
やはり病み上がりに、二日続けて何万歩も歩くのは悪いことだったのかなあ、と思った。

それから一日位経って、今の僕は咳をごほごほ吐きつつ家にこもっている。
ただ寂しさと退屈と心細さがあるだけである。
何をするでもない。

しかし反省した。
しっかりと治したい。