結構早めに布団に入ったのに眠れない。
ふくらはぎをマッサージしてみた。
スッキリした。

どこからか、アンビエントな音楽が流れてくる。
おなじように眠れない人が聴いているのだろうか。
もう少し小さな音で聴いてみてはどうだろうか。

楽しいことはないか、楽しいことは自分で生み出すものだ、と分かっていても、自分のような人物が物事を楽しむことは難しい。
まったく一つも楽しいことがないのだ。
楽しむことができないのかもしれない。
楽しいことはたくさんあるはずなのに。
自分の考えかた一つで何でも楽しく思えるはずなのに。

この間買った19枚のCDも聴いてない。
一曲だけでも聴けば、その数分で良い気持ちになれるかもしれないのに。
それはわかっているのだ。
わかっちゃいるけどやめられない、みたいな言葉のニュアンスに近いものがある。

とにかく気の持ちようだ。

しかし人間は難しいものである。
気の持ちようと言われても、その気をコントロールすることが難しい。
むしろ気をコントロールしよう!と思って完全に気をコントロールできてしまう人はちょっと怖い。

しかし厳しい人は気をコントロールせよと迫りくる。
盛り上がろーと思って盛り上がる。
とても空気が読める。

例えばライブの時、気合いを入れようとしてレッドブルを飲む人(俺)などはいかがなものだろうか?
無理やりではないか?
その時そのままの気持ちでライブをすればいいではないか。

なんだか……無理やりやるより自然体でいたほうが良いのではないかと思ってしまった。
楽しくないのもまた自然。

自然……少し忘れていたよ。

その存在を。

人間は生きていれば自然。
つまらなかろうが、お腹が痛かろうが、自然なのだ。

自然は正解に思える。

しかし無理をすることもまた自然か?

いやだが、そんな自然体を目指して苦しみも悲しみも受け入れて眠るより、楽しいことを探して歩くほうが自然な気がする。
水は低いところに流れる、みたいな論法だ。

キーワードは自然体だ。
それは間違いないはず。
しかし何が自然なのか……わからない。


眠くもなんともない。

こういう文章を書き散らしているのはまあまあ楽しい。
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