7/9
朝から出かける準備をして、午前中に家を出た。
青空で夏だった。

電車乗った。
図書館で小林泰三を三冊借りた。

夜の帰り、家の階段がうるさいと思いつつ上っていたら傘でセミを払ってるおばさんがいた。
払ったセミがふらふらと飛んで、避けた僕の頭上を抜けていった。
セミは外に飛んで消えた。

おばさんは僕に気づいて笑った
「セミが怖いって言ってね…娘が外に出れなくて…」
おばさんが示す傘の先にはセミがもう一匹いた。
確かに、狭い階段に二匹もセミがいたんじゃ怖かっただろう。

僕もセミは苦手だが、意を決して
「取るしかないっすよね……」
そう小声で言ってセミに手を伸ばした。
「あら!取れるの……?」
子供のころを思い出しつつ、心を無にし、指先の感覚さえも無くし、僕はセミを押さえつけた。

思ったよりジージー鳴かなかった。
抵抗もなく、掴んだセミを外に放った。
おばさんと僕は笑いあった。
「良かったです」
と意味のわからぬ言葉を発して僕はおばさんと別れた。

そうしたら上から足音がして、女の子が降りてきた。
「こんばんは」
僕も同じ挨拶を返した。
あれが娘さんか、こんな夜中にどこに行くのだろう。
おばさんによく似てるなあ……。
僕はセミを掴んだ興奮とともに家の鍵を開けた。

これがべっどたうん高橋、夏の武勇伝の全てであります。


7/10
昼過ぎに起きてしまった。
もうコミティア作業をやらないと間に合わないということで、やろうとするのだがその前に小林泰三を読んだ。

そして暑さに苦しみながら自室で何時間も作業をした。

アイスノン?みたいなやつを全投入だ。

食欲はない、たぶん夏バテだ、熱中症だ。
それでもやるんだよー。
で、まあまあもう良いか、というところまでできたので、新人女の子さんに送って聴いてもらって、明日明後日くらいには発表できそう。

まだ明日もう一曲録る。
三曲入りだー!